更新日:2025.09.09
2025年8月28日、インドネシアのスマランにて開催されたThe 12th International Conference on Information Technology, Computer, and Electrical Engineering(ICITACEE)において、情報工学府博士後期課程 情報創成工学専攻2年のMuhammad Taqiyuddinさんによる研究論文「Stochastic Wireless Signal Generation Using a VAE with Statistical Latent Sampling」がベストペーパー賞を受賞しました。
本研究では、事前学習済みのVAEデコーダを用いて、潜在空間の統計情報から無線信号を確率的に生成する手法を提案しています。これにより、無線信号を生成するために必要な潜在変数を少なくすることができ、エンコーダとデコーダ間のデータ量を削減することが可能となります。また、生成された無線信号は、時間波形?周波数特性ともに実信号に近く、無線信号の信号分類精度も高く保たれており、本提案手法の有効性が示されました。これらの研究成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。
【受賞対象】
| 受賞者 | Muhammad Taqiyuddin (情報工学府博士後期課程 情報創成工学専攻 情報?通信 2年) |
| 発表題目 | Stochastic Wireless Signal Generation Using a VAE with Statistical Latent Sampling |
| 指導教員等 | 黒崎 正行 (大学院情報工学研究院 情報?通信工学研究系 教授) 長尾 勇平(情報工学府 客員准教授) 尾知 博 (大学院情報工学研究院 情報?通信工学研究系 支援研究員) |
授賞式のMuhammad Taqiyuddinさん(右)の様子1
授賞式のMuhammad Taqiyuddinさん(右)の様子2
賞状
